本誌では超絶不評の、久方ぶりの「漫画家になりた~い!」シリーズ・リタ~ンです。このネタを記事にすると、その時だけ本誌を読まれる方の数がガッツリ下がるそうですが、何せライフワークなので、編集部に嫌がられつつも、シツコクまた書きます。(編集部:「相変わらず懲りないねえ~」)こんな方法があったんだ!驚きの「電子書籍配信代行事業」サービスとは? デジタル系ガジェットに散財する、本業はサラリーマン、心は「デジタルねた漫画描き17歳JK」のFURUやんです。最近資格ゲッター始めました。 「漫画描き≒漫画家」と自称してはいますものの、本誌を含め、現在執筆させていただいているメディアでは、漫画家としては全く認識されておらず、あくまでも“自筆のイラストをコソッと記事の余白に載せて、まんが編集者向けにアピールし続けているけれど、今までまっっっ・・・ったく成果が出ていない、自腹購入ガジェット紹介系ITライター”として、拙稿を細々と載せていただいて、糊口をしのいでおります。 ちなみに先日、そんな冴えない私を紹介してくれるテレビ番組の企画もあったようなのですが、見事に収録はお流れになりました。 ふるやんの部屋ギャラリー/ そして現在、「デジタル系専門誌漫画デビュー30年、漫画専門誌デビュー0年」の情けないキャリアを絶賛更新中の筆者ですが、いまだ、「ちゃんとプロ漫画家としてデビューして、一生に一度はマンガ雑誌に描いてみたーい!」という怨念をなかなか捨てきれません。 ……そこで何年も前から、各漫画雑誌、web漫画サイトに、デジねた漫画の原稿を数十社に送り続けているのですが……。その結果、わずかに数社から返事が戻ってきたのはいいのですが……。(あとは全て見事に無視されました)その結果はと言うと…。 ●絵柄が古い。現在流行している絵柄をちゃんと研究して下さい。●新人賞から応募して下さい。●絵がひどいので、せめて原作者の道を考えてみて下さい。●絵…△ ストーリー…△●画力 2/5(5段階評価の2)●どんな層に向けて描いているのか分かりません。 ……とまあ、散々な結果でありました。 ここまで、ワタクシ自身の存在自体を完全否定されており、まんがで1円も稼げていない現在、もう漫画家になるのは諦めるしないのでしょうか…? ・・・いや、まだ諦められません。なにより、今諦めたら、本業で干されている現在、自分自身のアイデンティティの野沢雅子さんが全て崩壊してしまいます。もっと自分のまんがを世に広めて、本当にワタクシのまんがを理解できる、ハイソで知的でプリミティブな才人たちの目に触れさせる必要があります(……という思い込み)。 より数多くの人に見てもらえるような環境を整えれば、いずれ、慧眼(けいがん)を持つ、聡明なまんが編集者様の目にとまり、ついに、プロ漫画家として連載を獲得できるのではないだろうか……?。 しかしそれには、野望を達成するために必須の、「数多くの電子図書サイトに、まんがを一括で配信してくれるサービス」が必要不可欠です。そんなタイヘンなことをやっている会社なんてあるのでしょうか。……それがあるのです。 そこでこのたび、電子書籍のコミックエージェンシーの雄である、「ナンバーナイン」さんが提供されている、「電子書籍配信代行事業」サービスを利用してみようと思います! スマートフォン時代に対応した「漫画を作る、届ける、読む、支える」サービス 電子書籍のコミックエージェンシーとして今やその名を異世界転生にとどろかす、ナンバーナインさんのサービスとは…… なんと、「漫画を作る、届ける、読む、支える」サービスを提供してくれちゃいますです! ちなみに、それは具体的にどういったものかと申しますと……。 電子書籍配信代行事業 漫画作品を電子書籍化して、取次を介して最大、な、な、なんと200以上のストアへ配信してくれちゃいます。作家が眠らせている漫画を資産化し、売り場と売り上げの最大化をお手伝いしてくれるので、今までは一円の価値も生み出せなかった、ワタクシのゴミのような漫画も、今後は少しはカネになるんじゃないかという期待を持てます。 まあ、これだけのサイト数に一斉公開してもらったのにも関わらず、結局まんがギョーカイからの反応が、やっぱりゼロだったら、ぜんぶナンバーナインさんのせいです。……ウソです、自分のせいです。ともかく、そんな状況だったら、もうさすがにもう、プロ漫画家は諦めるしかないのかなあ……?クラウドファンディング事業 「漫画制作のしくみを変える」ことを目的として、漫画家が自身で支援金を募り、描きたい漫画を描くためのプロジェクトを企画・運営しています。自分の描きたい作品を、思う存分描いて、それがカネになるのであれば、漫画家としてはサイコーですね! こころざしと実力のある作家さんにはオススメかもです。筆者的には、とにかくデジタルガジェットを無駄遣いするだけのカネがいくらでもいいから欲しいデス。とにかくカネが欲しい~!カネをくれぇぇぇ~!アプリ事業 「漫画のセレクトショップ」をコンセプトとした、24時間待てばタダで漫画が読めるコミックストアアプリ「マンガトリガー」をリリースしています。なんと! オリジナル漫画の配信まで行っています。iOSとAndroidの両アプリが用意されているのは喜ばしいですね!さっそくアプリのインストールをしておこうっと。ポチッとな。漫画家支援事業 漫画家向け確定申告代行サービスなど、漫画家が創作活動に専念するためのサポートを行ってくれます。ちなみに筆者は、漫画単体の収入は見事にゼロなのですが、はからずもITライターとしての記事の稿料は、おかげ様でそれなりに頂いているため、「記事のオマケにまんががくっついている状態なんですけれども、それでも“漫画家向け確定申告代行サービス”を利用できますか?」と問い合わせた結果、とりあえずサービスの利用自体はできるとのことでしたので、ともあれ来年から青色申告として、確定申告の代行をしてもらうこととなりました。 ナンバーナインさん的にはビミョ~な認定なのかもしれませんが、初めて漫画家扱いされちゃったよ~ん!200以上の電子書籍ストアへ配信する日本最大級のサービス デジタルコミック市場が拡大するにあたり、Kindle一強時代は終わり、したがって、Kindleだけにまんがを登録するだけでは、世間様には、幅広く作品を見てもらえなくなってしまいました。 しか~し! ナンバーナインさんに、「電子書籍配信代行事業」サービスを依頼すれば! 以下のメリットがあるのでありマス。●専属契約ではないため、他社との契約も可能 専属契約に縛られるのがイヤな人には福音です。とは言え、出版社の専属作家に一度はなってみたいものですが。まだ接点すら持てていません。●最短三週間で配信可能 デジタル化された完成原稿など、諸条件がそろっていれば、いちはやく電子図書を配信可能です。●初期費用、固定費の支払いは一切不要 売り上げの一部から諸経費は賄われますので、作家の手出しは一切ゼロ。これは有り難いです!ようするに作家は絶対損しないのです。うまいハナシすぎるようですが、本当のハナシです。(ただし、まんがの売り上げが一円もなければ