一年余りの設計と工事を経て台北市華陰街にある二棟続き四階建ての建物が台湾初の漫画基地として生まれ変わり、24日に正式に供用を開始した。一階はコーヒーショップと漫画グッズの店、二階と三階は展示スペース、四階は漫画の創作者専用のスペースとなっている。メインビジュアルを手がけたのは、欧米で最も権威ある音楽アワード「グラミー賞」の最優秀レコーディング・パッケージ賞に5回ノミネートされた、台湾の著名なデザインナー、蕭青陽さん。発射台をコンセプトにし、「台湾漫画基地」は漫画を通じて台湾の漫画を世界に発信し、海外の人々と友達になることを象徴する。
供用開始を祝うため、「台湾漫画60年―台湾漫画の軌跡を振り返る」を開催している。文化部の鄭麗君・部長は、「今後同基地は台湾の漫画家専用の拠点のみならず、国内外の芸術家のアーティスト・イン・レジデンス事業を支援することもでき、業種を超えた連携を促すプラットフォームの役割も果たす。政府の関連政策に合わせて台湾の漫画を文化のブランドとして確立するよう努力する」と期待を寄せている。